ゾフィー・ショル、最期の日々

やばい。『白バラの祈り』が今週金曜で終わりだ。観に行かなきゃ。
まだ観てないのにフェミ映画に分類。
白バラの祈り─ゾフィー・ショル、最期の日々

『白バラ〜』の主人公ユリア・イェンチ、すごい好きなんです。といっても『ベルリン、僕らの革命』一作しかみてないけど。この映画は、左翼の若者が主人公ってとこで、もう、持って行かれてしまいました。よかったわー。

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『ベルリン〜』を見たあと書いたレビュー。
ベルリンとチロルを舞台に繰り広げられる青春ラブストーリー。プラス、左翼。監督は東ベルリンでスクワット運動(空き家の占拠)を行っていた本物の左翼である。つまりこの映画は、監督の「エデュケーターズ」としての作品なのだ。それだけに、映画中盤の資本主義をめぐる議論は左翼学生なら誰でも通過するような本格的内容である。左翼の方にはお薦めだ。青春映画としては、とってもベタ。キスシーンは、ええ〜っ!?というほど少女漫画だし、三角関係をあらわすショットでは俳優が三角形に配置されるといった具合。そんな中、恋人ユールと中年男性ハーデンベルク役の脇役陣が特に印象に残った。最近ドイツでは、60年代左翼運動を振り返る映画が立て続けに撮られている。日本でも「光の雨」「突入せよ!浅間山荘事件」などが公開されたが、テーマが同じでもタッチが全く異なるのが興味深い。その違いはチロルの夏の別荘と冬の浅間山荘の違いに匹敵する。