『チャールズ・ダーウィンなんか怖くない』by G. Vandermassen, 2005

Who's Afraid of Charles Darwin?: Debating Feminism and Evolutionary Theory
Who's Afraid of Charles Darwin?: Debating Feminism and Evolutionary Theory

ヴァンデルマッセン(こんな読み方?)の博士論文をまとめた本。ヴァンデルマッセンはたぶん同年代か少し下くらい。最初の方に、「昔はみんなでフェミニズムについて自主ゼミ開いて議論したな〜」というくだりがあるのだが、自主ゼミで取り沙汰された問題というのが「足の毛を剃るのはOKか? 剃ったら家父長制の要請に従ってるってことにならんの?」みたいな話で、あ〜なんかどこでも同じなんやな〜〜と感慨深かった。あとは最後の方で、ピーター・シンガーの『現実的な左翼に進化する』*1が引用されてて大きくヒザをぽんっとたたいた。あー!これ!私もシンガーのこの本使えるって思ってたんよ!なんかシンクロ〜〜。って研究でシンクロはまずいだろ。

*1:現実的な左翼に進化する 進化論の現在 (シリーズ「進化論の現在」)。ダーウィニアン・レフト(ダーウィン主義の左翼)について考察されてる。竹内さんのあとがきはいつもながら良くない。